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CFRTP 製法によるカーボン成形 / Carbon molding by CFRTP manufacturing method

ヒロボー株式会社は、令和2年(2020年)6月10日、CFRTP製法による新しいカーボン成形を開始しました。

CFRTP(炭素繊維強化熱可塑性プラスチックcarbon fiber reinforced thermoplastic)とは、カーボン繊維に熱可塑性樹脂を含侵させた材料を加熱して成形する製法です。

一般に普及しているCFRP(炭素繊維強化プラスチックcarbon fiber reinforced plastics)はエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂をカーボン繊維に含侵させて成形しますが、CFRTPはポリアミドなどの熱可塑性樹脂を使用します。

そもそも熱可塑性樹脂は炭素繊維に含侵しにくい素材ですが、長年培ったプラスチック成形技術と同市内の企業が保有する炭素繊維加工技術により含侵に成功いたしました。

ギターのボディやペンケースを試作しました。今後CFRTPの利点である、複雑な形状に成形できる、成形時間が短縮できる、量産性が高いなどを生かし、当社の無線操縦ヘリコプター部品をはじめ自動車部品、航空機部品などへ量産展開する予定です。

当社としては、お客様と共に商品を開発する”Open Development(開かれた商品開発)”を目指しています。これからも地域社会との共生をテーマに、事業活動を推進して参ります。

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